日本のお城の数は?どれぐらいある?

彦根城天守
悩む民

お城って日本のいろんなところにあるね!
そういえば、日本のお城ってすべてでどれぐらいあるんだろう?

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日本にあるお城の総数は?今も残る城跡と現存天守の違いとは?

彦根城天守

まず、お城とは何を指すのか、「お城」とは、日本の歴史において、戦国大名や領主が軍事的、政治的、行政的な目的で建設した防御施設拠点を指します。

その定義でいうと、現在、日本全国には約2000か所の城跡、ほぼ残っているお城が12か所確認されています!

昔はお城として機能していたものがどれぐらいあって、今はどれだけ残っているのか紹介したいと思います!

江戸時代の全盛期 約3万!

戦国時代、特に16世紀には、日本各地に数多くの城が築かれました。最も多い時期には、2~3万を超える城があったとされ、大小さまざまな城郭が戦国大名たちの支配する領地に存在していました。この時代、城は単なる防衛拠点としてだけでなく、行政機能や経済の中心としても大きな役割を果たしていました。

江戸時代初期「一国一城令」約200~300に減少

「一国一城令(いっこくいちじょうれい)」は、豊臣秀吉が1590年に発布し、その後徳川家康が1600年代初頭に継承・徹底した法令です。この令は、大名の領地ごとに1つの城しか持つことを許さないというもので、全国の大名に対し、必要以上の城を廃城とし、破却することを命じました。

この「一国一城令」が発布されたことで、全国的に多くの城が取り壊され、江戸時代初期にはその数が約200~300城まで減少しました。戦国時代のピーク時から見ると、約1/100以下の数になったとも言えます。特に地方の小さな城や山城は、次々と廃城とされていきました。

ここでいう数は、城の機能が残っている状態の数です。

明治「廃城令」 約40まで減少

1873年に発布された廃城令は、「軍事上および行政上の必要がない城郭は取り壊すべし」という指示を出しました。この法令により、日本各地に残っていた多くの城が破壊され、天守や櫓、石垣が解体されました。廃城令によって、城は防御施設や権力の象徴から、取り壊しの対象に変わったのです!

主な内容:

軍の施設としての活用:一部の城は廃城とされず、軍事施設(陸軍や海軍の拠点)として使用されることもありました。特に東京の江戸城(現在の皇居)は、そのまま中央政府の施設として利用され、現在でも日本の政治の中心となっています。

城郭の取り壊し命令:特に天守や櫓(やぐら)などの城郭建造物の多くが対象となり、取り壊されました。

城の土地の再利用:廃城後の城郭跡地は、新たな行政機関や学校、公園などの公共施設として再利用されることが多く、一部は民間に売却されました。

太平洋戦争を経て現在 12まで減少

広島城天守

第二次世界大戦中、特に1945年の空襲によって、日本の都市は甚大な被害を受け、城郭もその影響で多くが焼失しました。戦争中に失われた天守や城の数は、戦国時代や江戸時代に築かれた主要な城郭の中で、広島城や和歌山城、名古屋城をはじめ30城以上に及ぶとされています。※諸説あり、すべてが空襲による焼失ではない

そして、現在まで様々な苦難を乗り越えた天守のあるお城は12になります!

以下の記事でその12天守について詳しく説明しているので、是非ご覧ください!

現存12天守

現在見られるお城の種類

ただ、上記で示した数は天守や城郭がはっきりと残っていた数になります。

冒頭でお話した約2000の数字は、歴史の中で完全に消えずに遺構がおおよそ残っているものの数になります。

そこで、現在城郭などを見られる具体的なお城を紹介します。

とてもありがたいことに、日本城郭協会がある程度価値が高いお城を選定されています!

日本100名城

日本100名城(にほんひゃくめいじょう)は、2006年に日本城郭協会が、文化遺産としての城郭の価値を広めることを目的に選定した、日本国内の100の重要な城を指します。これらの城は、歴史的な価値や保存状態、文化的意義が高いとされるものから選ばれており、全国各地に点在しています。戦国時代や江戸時代を中心に、多くの歴史的な場面で重要な役割を果たした城が含まれています!

続・日本100名城

続日本100名城(ぞくにほんひゃくめいじょう)は、2017年に日本城郭協会が「日本100名城」に続く形で、新たに選定した日本国内の重要な城郭100か所を指します。2006年に発表された「日本100名城」が好評を博し、多くの人々がスタンプラリーや観光で名城を訪れるようになったことを受けて、さらなる城郭文化の振興を目的として選ばれました!

現存12天守、国宝5城

先述していますが、現在も天守まではっきりと残っており、天守の中まで見学可能なお城になります。

なかには5つ国宝があるので、その5つが現在の日本の城の中で価値が高いです!

現存12天守

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まとめ

  • 戦国時代には約2万~3万の城が存在していたと推定されていますが、豊臣秀吉と徳川家康の「一国一城令」によって約200~300城まで数が減少したことは、複数の歴史的資料で支持されています。。
  • 最終的には12まで
  • 城郭や遺構を含めて確認できるのは約2000!
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