高知城の回り方!現存本丸御殿と天守の見学順路

高知城の天守と本丸御殿
悩む庶民

高知城って、現存12天守のひとつだよね。ほかの城と何が違うの?

天守が残っているだけじゃないんだ。現存12天守のうち、本丸御殿もそろって残っているのは高知城だけなんだよ。

現存12天守と聞くと、天守そのものに目が向きます。

けれど高知城の価値は、天守と本丸御殿が同じ本丸に並んで建っていることにあります。城主が実際に使った建物と天守を、同じ場所で見られる城はほかにありません。

この記事では、追手門から天守までをどの順で見るかと、行き方や料金を整理します。日曜に行くと城の前が巨大な市場になるので、その条件もあわせてまとめました。

高知城の天守と本丸御殿
高知城の天守と本丸御殿。この2つが並んで現存しているのが高知城です

タップできる目次

天守と本丸御殿がそろって残る城

御殿は、城主が政務を執り、生活した建物です。天守が戦いのための建物だとすれば、御殿は城の日常が営まれた場所にあたります。

この御殿は、全国のほとんどの城で失われました。明治の廃城令と戦災で、多くが取り壊されるか焼けています。

高知県の観光公式サイトは、高知城について次のように書いています。

その中で本丸御殿も残る唯一の城です。

高知城の本丸御殿は「懐徳館(かいとくかん)」と呼ばれています。

高知城本丸御殿の座敷と欄間
本丸御殿(懐徳館)の座敷と欄間。城主が使った建物がそのまま残ります

さらに、残っているのは御殿だけではありません。

天守、本丸御殿(「懐徳館」)、追手門といった15棟の建造物が国の重要文化財に指定されています。

15棟がまとめて重要文化財です。本丸の建造物がほぼそろって残っているため、本丸全体が江戸時代の姿に近い状態で見られます。

悩む庶民

天守だけ残っている城とは、見え方が違うってこと?

まったく違うよ。ほかの城だと天守がぽつんと建っていることが多いけど、高知城は門も御殿も櫓もそろっている。当時の空気がそのまま残っているんだ。

お城の本丸がそもそもどういう場所なのかは、別の記事で解説しています。

追手門から天守までの見学順路

高知城は、追手門から入って本丸へ登る構造です。見学の順路にそって、押さえておきたい場所を並べます。

追手門は、天守と一緒に写真に収まる

最初に出迎えるのが追手門です。

高知城の櫓門と石垣
高知城の追手門。櫓門の上に建物が乗った構造です

追手門と天守を一枚の写真に収められる城は、そう多くありません。追手門をくぐる前に、少し引いた位置から見上げると両方が画面に入ります。

撮影を考えているなら、門をくぐる前に一度振り返るのがおすすめです。

追手門は枡形と呼ばれる構造になっており、まっすぐ天守に向かって進めません。攻める側から見れば、複数の方向から狙われる位置に立たされることになります。

石垣と塀越しに見る高知城天守
石垣と塀越しに見る天守。登る途中で角度が次々に変わります

石垣を登りながら本丸へ向かう

追手門を抜けると、石段が続きます。

ここで石垣に注目してみてください。高知城には石樋(いしどい)という排水設備があります。

高知県の公式サイトは、その理由をこう説明しています。

高知県は降水量が多いこともあり、高知城には16ヵ所もの石樋が設置されていることが大きな特徴だ。また石垣の背後の水を効率的に排水するため、石樋は城の石垣から突き出た形状であることも特徴的。

高知城排水
石垣から突き出した石樋。雨の多い高知ならではの設備です

城内に16か所あります。石段を登りながら石垣を見上げると、突き出た石を見つけられます。

本丸御殿と天守は続いている

本丸に着くと、懐徳館(本丸御殿)と天守が現れます。

ここが高知城の核心です。本丸に、御殿と天守が並んで建っています

高知城の板張りの廊下
御殿の板張りの廊下

御殿というと二条城や名古屋城のような豪華な装飾を思い浮かべますが、懐徳館は質素な造りです。土佐藩の実用本位の姿勢が、そのまま建物に残っています。

天守の忍び返しを見上げる

天守の外側には、忍び返しと呼ばれる仕掛けが取り付けられています。石垣を登ってきた者を防ぐための、剣状の突起です。

高知城の石垣と忍び返し
天守にとりつけられた忍び返し

天守そのものは、望楼型と呼ばれる形式です。最上階には廻縁高欄(まわりえんこうらん)というベランダ状の造りがあり、外に出て一周できます。

高知城の歴史や築城の経緯については、こちらにまとめています。

入城料と無料対象は公式案内で確認する

高知城の入城料は次のとおりです。

区分入城料
18歳以上500円
18歳以上(20名以上の団体)400円
18歳未満無料(学生証等の提示が必要)
各種手帳をお持ちの方無料
高知城の入城料。高知公園の公式サイトより(2026年7月30日確認)

料金は改定されることがあるため、訪問前に高知城公式サイトの利用案内も確認してください。

無料対象や必要な証明書も変更される可能性があります。家族で訪れる場合も、当日の条件を公式案内で確認してください。

高知城歴史博物館との共通券

城の近くに高知城歴史博物館があり、高知城との共通券が用意されています。

時期料金(18歳以上)
常設展800円
企画展の開催期間中1,040円
高知城歴史博物館との共通券。博物館の開館時間は9:00〜18:00(日曜は8:00〜18:00)、休館日は12月27日〜1月1日(2026年7月30日確認)

共通券は企画展の有無で変わります。購入前に高知城歴史博物館の利用案内で対象期間を確認してください。

料金は企画展をやっているかどうかで変わります。博物館にも入る場合は、当日の共通券と個別券の料金を公式案内で比べてください。

城と博物館は開館時間・休館日が同じではありません。両方を見る日は、上記の博物館利用案内と高知城公式サイトをそれぞれ確認して順番を決めてください。

開館時間と最終入館は公式案内で確認する

開館時間9:00〜17:00
最終入館16:30
休館日12月26日〜1月1日
高知城の開館時間。高知公園の公式サイトより(2026年7月30日確認)

通常の開館時間や臨時延長は高知城公式サイトで確認できます。

高知城は追手門から本丸まで石段を登る必要があります。門をくぐってから天守にたどり着くまでの時間を見込んでおくと、駆け足になりません。

日曜に行くと、城の前が市場になる

高知城を訪れる日を選べるなら、日曜日を検討する価値があります。

城の追手門前を東西に走る追手筋で、日曜市が開かれるためです。

高知市の公式サイトによる規模は次のとおりです。

項目規模
長さ約1,000m
店数約300店

追手門の前の通りが、約1kmにわたって市場になります。城の見学と組み合わせれば、それだけで半日の予定が埋まります。

日曜市は朝から昼過ぎにかけて開かれます。開始・終了は目安で、休市日もあるため、当日の案内は高知市の日曜市ページで確認してください。

日曜でも開かれない日がある

年始やお盆には休市日があります。日曜日でも必ず開かれるわけではないため、訪問日を公式ページで確認してください。

悩む庶民

日曜市って城が開く前からやっているんだね。

そう。先に市場を歩いてから城へ向かう組み方ができるよ。ただし開催時刻や休市日は変わる可能性があるから、当日の公式案内を確認してね。

ひろめ市場は城から歩いていける

追手門の近くに、ひろめ市場があります。飲食店や物販店がフードコートのように集まった施設です。

高知のカツオのたたきと生ビール
高知名物のカツオのたたき

店舗ごとに休業や短縮営業があるため、具体的な時刻は固定して載せません。食事を組み合わせる日はひろめ市場のお知らせで営業状況を確認してください。

高知城へのアクセス

電車とバスで行く

高知県の観光公式サイトによるアクセスは次のとおりです。

経路所要時間
JR高知駅から徒歩約25分
とさでん交通 路面電車「高知城前」下車、徒歩15分

高知県観光情報「こうち旅ネット」の高知城案内で、アクセスの最新案内を確認できます。

とさでん交通の路面電車は南北と東西の線が交わる形をしているため、乗り換えが必要になる場合があります。乗り継ぐときの手順を、公式はこう案内しています。

運転士より、運賃と引き換えに乗り換え・乗り継ぎ券をお受け取り下さい。

ICカードの場合はカードリーダーにタッチするだけで済みます。

乗り換え券をもらい忘れると、乗り換え先でもう一度運賃を払うことになります。乗り換えが必要かどうかは、乗車時に運転士へ確認するのが確実です。

悩む庶民

乗り換えがあるのか。ちょっと面倒だね。

現金なら乗り換え券を忘れずにね。それに高知駅から歩いても約25分だから、天気がよければ歩いてしまう手もあるよ。

車で行く

城のすぐ下に高知公園駐車場があります。

項目内容
普通自動車65台
料金最初の1時間370円、以降30分ごと110円
営業時間7:30〜18:30(年中無休)
高知公園駐車場。高知公園の公式サイトより(2026年7月30日確認)

駐車料金・利用時間・臨時規制は高知城公式サイトで確認してください。

なお、日曜は追手筋が日曜市の会場になります。日曜に車で行く場合は、周辺の交通規制と混雑を見込んでおく必要があります。

高知城とあわせて回れる場所

城から足を延ばせる場所を挙げておきます。

高知の桂浜
桂浜。坂本龍馬像で知られる高知の景勝地です
  • 桂浜 — 坂本龍馬像や桂浜水族館がある景勝地
  • 高知城歴史博物館 — 高知城との共通券がある。開館時間は博物館公式で確認する
  • ひろめ市場 — 追手門から歩いていける距離

高知城は現存12天守のひとつです。ほかの11城がどこにあるかは、一覧にまとめています。

よくある質問

高知城の入城料はいくらですか

料金や無料対象の条件は変更されることがあるため、高知城公式サイトで確認してください。

天守と本丸御殿の両方を見られますか

見られます。高知県の観光公式サイトは、高知城を現存12天守のなかで「その中で本丸御殿も残る唯一の城」と説明しています。天守と懐徳館は同じ本丸にあります。

高知城の最終入館は何時ですか

通常時刻のほか臨時延長が行われることがあるため、訪問日の案内を高知城公式サイトで確認してください。

日曜市は何時からやっていますか

朝から昼過ぎにかけて開かれますが、開始・終了は目安で、年始やお盆には休市日があります。訪問前に高知市の日曜市ページで確認してください。

JR高知駅から高知城までどのくらいかかりますか

高知県の観光公式サイトでは徒歩約25分、とさでん交通の路面電車「高知城前」から徒歩15分と案内されています。高知県観光情報「こうち旅ネット」の高知城案内で経路を確認できます。

駐車場はありますか

高知公園駐車場があります。料金・利用時間・収容台数は高知城公式サイトで確認してください。

高知城の休みはいつですか

休館日は変更されることがあるため、訪問前に高知城公式サイトで確認してください。

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お城中上級者向け:城の攻め方・つくり方

こちらは、ある程度お城をめぐって、天守の美しさだけではなく、内部構造や城郭、土塁、石垣、門、櫓などお城を成している構造物に着目している方向けです!

より深くお城に対しての知的好奇心がわく内容になっており、これを見ながら巡ると、着眼点が「お城っていいな~」から「このお城を攻めるには/守るにはどうすればいい!?」と変わってきます!おすすめです!

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まとめ

高知城の回り方を整理します。

  • 現存12天守で本丸御殿もそろって残る城 — 天守と懐徳館が同じ本丸にある
  • 15棟が重要文化財 — 本丸の建造物がそろって現存
  • 料金・開館時間は公式案内で確認 — 共通券は企画展の有無で変わる
  • 日曜は城の前が市場になる — 開催時刻と休市日は高知市公式で確認
  • 駐車場の利用条件も公式案内で確認 — 臨時規制にも注意する

天守だけを見て帰るには惜しい城です。御殿と天守を同じ本丸で見られるのは、現存12天守では高知城だけです。

日曜に予定を合わせられるなら、日曜市とひろめ市場が城のすぐそばにあります。両方を回る日は、日曜市と各施設の公式案内を確認してから予定を立ててください。

料金や営業時間は改定されることがあります。訪問の前に、高知城の公式サイトで最新の案内を確認してください。

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