備中松山城の歴史や見どころをカンタンに紹介!【天空の山城】

備中松山城天守

岡山県高梁市の臥牛山(がぎゅうざん)にそびえ立つ備中松山城。

雲海の写真が撮れること、猫城主さんじゅーろーで有名ですが

他にもたくさん魅力があるので、お伝えしていきたいと思います!

では、実際に行くにはどんなアクセス方法でどんなお城なのか紹介していきたいと思います。

こんなひとにおすすめ!
・備中松山城とは?
・交通手段がわからない
・出張ついでに観光したい

備中松山城は、山城と呼ばれる山の上にあるお城で標高430mにあり「天空の山城」とも呼ばれています。

正直、アクセスとしてはかなり悪く、徒歩でしか行けない道が20分もあるので、たどり着くのも一苦労です。

ただ、登りきったその先には歴史が古く、山奥に建てられたとは思えない立派なお城があります。

そんな備中松山城についてカンタンにまとめてみました!

評価説明
歴史日本に12基しかない現存天守のひとつ!
交通かなりの山奥で翌日に筋肉痛を覚悟
広さ大手門跡からの敷地は1時間で見れる程度
備中松山城の短評 ※あくまで個人の観点
タップできる目次

備中松山城の歴史

備中松山城側面
築城年1240年ごろ
築城主秋庭三郎重信
城の種類山城
現在の天守層塔型 木造 二重二階
文化財史跡国重要文化財(天守、二重櫓、三の平櫓東土塀)・国指定史跡
備中松山城基本データ

備中松山城カンタン年表

  • 1240年頃:大松山に砦が築かれる
    • 始まりは現在天守がある小松山ではなかった!
  • 1574年頃:戦乱に巻き込まれ、臥牛山全体が砦に
    • 備中兵乱により8万の毛利軍の兵糧攻めにより落城
  • 1694年頃:忠臣蔵で有名な大石内蔵助が城代となる
    • 当時の城主家が断絶(取りつぶし)となり、城を引き受ける
  • 1873年頃:廃城令の対象となるも、山の上にあるため放置される
  • 1939年頃:昭和の大改修により、天守や土塀の補修が行われる
    • 城の価値に気づいた一人の中学教諭の本により、地元住民による補修が始まる

こう見ると、戦国時代では山の上でもいくさに巻き込まれているようです。

8万もの兵がいたのに兵糧攻めをせざるを得ないほど守りが堅牢な城とも受け取れますね。

そして今の綺麗な備中松山城があるのは、歴史中学教諭による熱意のおかげだったのですね!

参考サイト様(一般社団法人 高梁市観光協会)

備中松山城の見どころ

見どころを絞って紹介します!ぜひ忘れずにチェックしてください!

  • 城下町の眺望
  • 大手門跡
  • 現存する土塀
  • 唯一の山城現存天守
  • 雲海に浮かぶお城

【眺望】中太鼓櫓跡から見る城下町の景色

中太鼓櫓跡からの眺望

20分の登山道の中腹にある中太鼓櫓跡からは城下町が見えます。

立ち寄るとちょうどいい休憩にもなります。これぞ一国の城主になった気分ですね。

この景色を手に入れた城主は何を思ったか考えてみるのも一興です。

城下を一望できる!

【大手門跡】岩壁と石垣が織り成す要塞

備中松山城大手門跡

山道を登りきった後、どこかでみたことあるような石垣と大手門跡があります。

そう、実は大河ドラマ「真田丸」のオープニングで使用された場所です。

直進できない構造で更に石垣には高さがあるので、攻めに来た兵たちには絶望が広がりますね。

実際大手門跡にたどり着いた後、まだ登るのか。。と深いため息が出ました。

真田丸のOPで使われた!

【土塀】現存する珍しい土塀

備中松山城塀
三の平櫓東土塀

重要文化財にも指定されている現存している土塀です。

大手門跡を抜けた先にある三の丸の土塀になります。

ここの空間だけ異世界に転生したような気分を味わえました。

現存部分と復元部分があります。あなたはその違いに気付けるでしょうか。

苔がむしているところに歴史を感じます!

【山城天守】現存天守の中で唯一無二

備中松山城天守正面
備中松山城天守正面

現存している12天守のうち、山城なのは備中松山城だけです。

そして高さとしては11mと、最も低いです!

姫路城など大きい天守だと、人も多くて足早に見学すると思いますが比較的小さい分、じっくりと内部を楽しむことができるはずです。

高くて堂々と構えている天守が多い中、こじんまりとした印象ですが土台の高さも相まってどっしりと城下を見守っているような威厳があります。

私は天守を眺めるだけで気づいたら30分も経っていました。

白と黒が混じり合った外壁もいいコントラストですね。

【雲海】に浮かぶ備中松山城

備中松山城雲海
雲海に浮かぶ備中松山城

とても写真映えする幻想的な雲海ですね!

雲海としては他にも竹田城も有名ですが、天守などの建造物があるお城は数少ないと思います。

発生する時間は朝方で特に冬場がシーズンなようです。

ただし備中松山城とは別の山に展望台(駅から車で20分)があるので

実際に見たい&写真を取りたい方はしっかりと準備が必要です。

幻想的な雲海!竹田城に負けるな!


他にも現存している二重櫓などもっともっと素敵な場所はありますが

ぱっとまとめると見どころは以上となります。

突然ですが、攻めに来た武将にもインタビューしてみましょう。

ただでさえ大手門までたどり着くまでに大変だったのに、
門を突破しても道が複雑すぎて進めずに兵がやられる!!
足もパンパンだし、もうこの城は攻めたくないのう。。。

備中松山城の利用案内

基本的にお城は夕方17時頃には閉城してしまうので、余裕を持った時間で行きたいところ。

ただし、登城バスの時間など交通機関に依存するところがあるので、計画を立てていきましょう。

開城時間4月〜9月:9時〜17時30分
10月〜3月:9時〜16時30分
入城は閉城時刻の30分前
休城日12月29日〜1月3日
入城料大人 500円、小中学生 200円、団体割引あり
正確かつ最新の情報は公式サイトをみてください

備中松山城のアクセス

備中松山城登山道
20分歩く険しい山道

車で行っても駐車場から備中松山城までの険しい山道があります。

水分補給、装備等しっかりと準備して望みたいですね。

【車】賀陽インターチェンジからのルート

最寄りICから車で行く場合の参考ルート(所要時間約1時間)を記載します。

STEP
最寄りIC(賀陽インターチェンジ)から駐車場まで(約25分)
※休日:城見橋公園駐車場(約110台)をおすすめします。

平日の場合はふいご峠(14台)がおすすめですが、道狭しで駐車台数も少なめです。

STEP
城見橋公園駐車場からバスに乗る(約5分)
詳しくは下記高梁市観光ガイドのバス運行情報を参考に。
STEP
徒歩で山道を登る(約20分)

【電車】岡山駅からのルート

岡山駅から電車で行く場合所要時間約1時間10~30分かかりそうです。

備中高梁駅からは事前予約が必要ですが、タクシーがおすすめです。

STEP
岡山駅からJR伯備線を利用。備中高梁駅で下車。
普通列車(約50分)または特急やくも(約35分)
STEP
タクシーを利用してふいご峠(8合目)まで(約10分)
※事前予約が必要です。詳しくは↓
STEP
徒歩で山道を登る(約20分)

【徒歩】備中高梁駅から備中松山城まで徒歩で行けるのか??

結論から言うと、行けなくはないですが約1時間半かかるそうです。

気軽に行けるものじゃありませんね。

しかも平坦な道ではなく、武家屋敷通りを抜けたあたりから勾配がきつくなっていきます。

ハイキングを目的として行くなら良さそうですが、節約のためと言って徒歩で行くのは厳しそうですね。

詳細記事もありますので、よければこちらも!

備中松山城の周辺観光

せっかく高梁市まで足を運んだのなら、お城以外にも観光していきたいところ。

1日中かけてお城をじっくりと回ってほしいところですが、備中松山城周辺でおすすめできる施設を紹介したいと思います。

【石火矢町ふるさと村】江戸にタイムスリップにしたような城下町

備中松山城武家屋敷
武家屋敷通り

約250mに渡って立ち並ぶ武家屋敷が残っており、一般公開されている旧折井家・旧埴原家があります。

また、庭園が見事な頼久寺があります。

頼久寺庭園
頼久寺庭園

【高梁市図書館】まるでホテル!本当に図書館!?

2017年に開館した、図書館とは思えない複合施設です。

コーヒー片手に読書したりと、寛げる空間が広がっています。

施設内にはこんなものまで!!

  • 高梁市観光案内所
  • スターバックスコーヒー
  • 蔦屋書店

入り口は備中高梁駅と直結しており、アクセスも抜群!

まとめ

備中松山城は山城ですが初心者にもおすすめできるお城です!是非訪れてみてください!

  • 現存する天守で唯一の山城!
  • 山登りが必須だが、その分攻城している気分に!
  • 歴史ある城下町、話題の図書館など周辺施設もおすすめ!
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