水戸城はしょぼい?歴史や見どころを紹介!【水戸徳川の拠点】

水戸城大手門

茨城県水戸市にある水戸城。

天守と石垣がないのでお城感があまりなく、googleの検索予測にも「しょぼい」と出ていて残念な気持ちになったのですが

令和になって発掘研究が加速し大手門・櫓などの復元がどんどん進み、本来の水戸城に戻りつつあります!

水戸城の近くには日本三名園のうちの偕楽園があったり

城内跡地には弘道館という江戸最後の将軍徳川慶喜が学んだゆかりのある藩校があります。

天守がどっかりとあるお城と違い派手さはないですが、しっかりとした歴史がそこにはあります。

また、石垣がない巨大な土の城でもあり、他にお城とは一味違います。

そんな水戸城を訪れてもらえるように見どころなど紹介したいと思います!

こんなひとにおすすめ!
・水戸城とは?
・交通手段がわからない
・出張ついでに観光したい

評価説明
歴史日本最大級の藩校が残る!
交通駅から徒歩10分!
車でも便利!
広さすべて見ると所要時間は1時間以上
水戸城の短評 ※あくまで個人の観点
タップできる目次

歴史

築城年平安時代末期
築城主馬場氏
城の種類平山城
現在の天守
文化財史跡国指定重要文化財(弘道館一部)
基本データ

水戸城カンタン年表

  • 平安時代末期(1190年)頃:馬場氏によって築かれる
  • 1590年頃:小田原征伐時に佐竹義宣が水戸城を落城
    • 入城後、本拠地とし大規模改修
  • 1609年頃:徳川家康の子、頼房が入城し水戸徳川家の本拠地となる
    • 更に水戸城を今のような形に改修
  • 1841年頃:弘道館、偕楽園が作られる
  • 1945年頃:第二次世界大戦に巻き込まれ三階櫓が焼失
  • 2020年:大手門が復元される

見どころ

見どころを絞って紹介します!ぜひ忘れずにチェックしてください!

  • 大手門
  • 薬医門
  • 弘道館

【大手門】令和に復元!ど迫力

水戸城大手門
大手門

1830年から1844年頃の姿を復元した大手門です。

令和2年に復元が完了したものです。

高さ約13メートルと備中松山城の天守よりも高く大手門としてはかなり大きい部類と思います。

二の丸隅櫓と並ぶ水戸城跡のシンボルと言って差し支えないでしょう。

水戸城の城門と言われている扉が水戸市に寄贈されたことがきっかけで

調査や発掘を行い、復元を目指すプロジェクトにより復元されました。

復元のきっかけは城門の寄贈!なにがきっかけになるかわからないですね。

大手門とはお城の正門にあたる門で正面玄関のようなものです。

【二の丸隅櫓】こちらも令和に復元!

水戸城二の丸隅櫓
二の丸隅櫓

令和3年6月27日に復元したものです。

比較的新しいのもあり、白壁が美しいです。

天守ほどの圧迫感はないですが、水戸市の新たなシンボルとなることを願っています。

櫓内ではそこまで広くはないですが、水戸城に関する映像や資料等を見ることができます。

学校の間の細い道を通って行くので、入り口は気づきにくいかも。。。

【薬医門】水戸城の唯一の遺構

水戸城薬医門
薬医門

第二次世界大戦の水戸空襲により甚大な被害を受けた水戸城のなかで

建築物として残っている貴重なものです。

安土桃山時代末期に作られたものと言われており、

本丸の門ではないかと推測されているものです。

高校内にあり近くで見るとかなり重厚感があります!

参考サイト様

【弘道館】江戸時代の総合大学

水戸城弘道館
弘道館

第9代藩主徳川斉昭(江戸最後の将軍徳川慶喜の父)が作った藩校(武士を育てる学校)です。

実際に徳川慶喜の幼少期もここ弘道館で学びました。

水戸学と呼ばれる尊王攘夷(天皇を尊び、敵を打ち払う)の考えの先駆けになるような教えの舞台ともなりました。

水戸学は明治維新の立役者となった西郷隆盛・吉田松陰にも影響をあたえており、時代を動かした場所でもあると思います。

江戸時代での日本最大規模の藩校と呼ばれるほど大きかったようで

創建当時のものも一部残っており、タイムスリップしたような感覚を味わえます。

当時の藩主徳川斉昭がとても教育に熱心であったことを知れる場所です!

利用案内

城内自体は無料で入れて自由に散策できますが、

弘道館や櫓など一部施設に利用制限があります。

そちらについて紹介いたします。

弘道館

時間2月中旬~9月30日 9:00~17:00
10月1日~2月中旬 9:00~16:30
定休日12月29日~31日
入場料大人 400円(300円)
小人 200円(20名以上150円)
満70歳以上 200円(200円)
※(  )内は20名以上の団体料金
弘道館利用案内
正確かつ最新の情報は公式サイトをみてください

二の丸隅櫓

時間9:30~16:00
定休日12月29日~1月3日
入場料無料
二の丸隅櫓利用案内
正確かつ最新の情報は公式サイトをみてください

アクセス

まずは回りやすい大手門、弘道館のあたりへのルートを紹介します。

弘道館は大手門の正面にあります。

【徒歩】水戸駅から大手門まで約10分

そこから続けて櫓までのルートです。

学校脇の細い路地を通ります。

【車】茨城県三の丸庁舎駐車場がおすすめ!(約150台)

弘道館駐車場という弘道館目の前の無料駐車場がありますが、駐車可能台数は13台なので、茨城県三の丸庁舎駐車場をおすすめします。

また、庁舎駐車場は駐車券を弘道館料金所で提示すれば、入庫から3時間無料になります!

周辺施設

【偕楽園】梅の名所で日本三名園のひとつ

偕楽園

季節ではないときに行ったので、あまり映える写真ではないですが、、

梅の季節になると一面梅で埋め尽くされた景色が広がります。

竹林もあるなど、みどころは梅だけではないと思っています!

「領内の民と偕(とも)に楽しむ場にしたい」と第9代藩主徳川斉昭が作った庭園です。

教育熱心であるかたわら、領民にも楽しんでもらう場所を作るなど当時の水戸にかなりの影響を与えています。

ぜひ梅の時期に訪れるべき!

【徳川ミュージアム】水戸徳川の歴史を知れる!

徳川家の所持品だったものなど約3万点を所蔵しています。

戦国大名の伊達政宗が水戸徳川家に寄贈されたといわれている日本刀燭台切光忠も展示されています。

ただ、関東大震災で焼身している刀にも関わらず展示されている珍しい刀になります。

水戸黄門様で有名な徳川光圀、弘道館・偕楽園を開いた徳川斉昭を含む水戸徳川家の歴史を充分に堪能できます!

まとめ

天守はなく見た目は地味かも知れないが、明治維新にも影響与えた考えの学校があるなど深い歴史がある!

  • 水戸城復元の機運が高まっている!
  • 新たなシンボル大手門と二の丸隅櫓!
  • 偕楽園、水戸城をセットで回るべし!
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