彦根城の所要時間!1時間弱に入っていないもの

彦根城天守
悩む庶民

彦根城って、どのくらい時間を見ておけばいい?

公式の答えは最短で約一時間弱。ただしその1時間弱に入っていないものが、いくつもあるんだ。

彦根城の公式サイトは、見学にかかる時間を「最短で約一時間弱」と答えています。

最短で約一時間弱かかります。

(参考)表門入口より天守まで徒歩10分、天守内約15分~20分、天守から表門まで約10分かかります。

国宝 彦根城 よくあるご質問

この内訳が指しているのは、表門から天守まで歩き、天守の中を見て、表門まで戻る時間だけです。

同じ入場券で入れる櫓が3つあることも、庭園が含まれていることも、天守の入口で待つ時間も、この数字には入っていません。彦根城で予定が狂うのは、たいていこの「入っていないもの」のほうです。

この記事は、彦根城の公式サイト、彦根市、彦根観光ガイド、彦根城博物館、ひこにゃんの公式サイトに散らばっている条件を集め、訪問前に決める順番に並べ直したものです(取得日は2026年8月19日)。現地の体感ではなく、公式が明示している条件だけを扱います。

彦根城天守
彦根城の天守。昭和27年に国宝へ指定されました

タップできる目次

決めることは1つ目から順に4つある

彦根城で時間と費用を左右するのは、次の4つです。上から順に決めると、あとの判断が楽になります。

決めること効いてくるもの
1. どこまで入るか使う券が変わる。時間も変わる
2. 何時に入るか16:45に建物が閉まる
3. どの券を買うかセット券が200円安いが、買えない日がある
4. どこから入るか券売所は3か所。混雑時は選び方が変わる

順に見ていきます。


1. 入場券には、天守以外に4か所ぶんが入っている

1枚の券に含まれるもの

彦根市の観覧案内では、公開施設が有料エリアと無料エリアに分かれています。一般1,000円の券は「彦根城(玄宮園を含む)」という券で、次のすべてに入れます。

同じ券で入れるもの種別
天守国宝(内部公開中)
天秤櫓重要文化財(内部公開中)
太鼓門櫓重要文化財(内部公開中)
西の丸三重櫓重要文化財(内部公開中)
玄宮園名勝(公開中)

天守のほかに内部が公開されている櫓が3つあり、さらに大名庭園の玄宮園が含まれます。玄宮園は彦根城の北にある庭園で、国の名勝に指定されています。

玄宮園の池と橋
玄宮園の池。天守と同じ券で入れます

料金がかからない場所もあります。

無料で入れるもの備考
開国記念館常設展示・企画展示を無料で観覧できる
馬屋重要文化財。内部公開中
佐和口多聞櫓重要文化財。建物内は通常非公開
楽々園名勝。庭園から建物を見られる

一方、彦根城博物館だけは別料金(一般700円)です。表御殿跡に建てられた博物館で、こちらは券が分かれています。

悩む庶民

天守を見て帰るつもりだったけど、それだと券を使い残すことになるの?

そうなんだ。櫓3つと玄宮園は、天守と同じ1,000円の券に入っている。天守だけ見て帰ると、4か所ぶんを使わずに出ることになるよ。

公式が時間を出しているのは、天守の往復だけ

ここは正直に書きます。

公式が所要時間を明記しているのは、冒頭で引いた天守の往復についてだけです。玄宮園にどれくらいかかるか、櫓を3つ回るとどうなるか、博物館にどれくらいかかるかは、彦根市も国宝彦根城の公式サイトも示していません。

そのため、この記事では「玄宮園は何分」という数字を作りません。代わりに、次の節で公式が示している締め切りの時刻を並べます。何時までに何をしなければならないかが分かれば、自分の回り方に合わせて時間を組めます。


2. 締め切りは17時ではなく、16時45分

時刻は3種類ある

彦根城の営業時間は、1つの文の中に3種類の時刻が入っています。

08:30~17:00 (最終入場は彦根城、玄宮園・彦根城博物館は16:30まで 開国記念館は16:45まで) 終了時間までに退出いただくため、天守、天秤櫓、太鼓門櫓、西の丸三重櫓、馬屋の建物内は16:45に閉門します。

国宝 彦根城 観覧案内

整理すると、こうなります。

項目時刻
開場8:30
閉場17:00
最終入場(彦根城・玄宮園・彦根城博物館)16:30
最終入場(開国記念館)16:45
建物内の閉門(天守・天秤櫓・太鼓門櫓・西の丸三重櫓・馬屋)16:45

閉場の17:00を目安にすると、建物の中には入れません。最終入場の16:30に間に合っても、そこから建物が閉まるまでは15分です。

しかも公式は、表門入口から天守までを徒歩10分としています。16:30に入場したときに天守の中で使える時間がどれだけ残るかは、この2つの数字が示しています。

悩む庶民

16時半までに入れば大丈夫だと思ってた。

入れるのは事実だよ。ただ、入れることと、建物の中を見られることは別なんだ。夕方に着いたときは、17時ではなく16:45を基準に考えたほうがいい。

夕方に着いたときに残っているもの

締め切りを過ぎても、できることはあります。

  • 開国記念館は16:45まで入場できて、しかも無料
  • 玄宮園の最終入場も16:30。庭園なので、建物の閉門とは別に歩ける
  • 堀の周りと佐和口多聞櫓の外観は、時間の制約なく見られる

なお彦根城そのものは年中無休です。開国記念館と聴鐘庵が年末に休み、彦根城博物館は年末と展示替えのときに休みます。この博物館の休みが、次の節の券の話に直結します。


3. 券は2つのことを決めてから買う

券は4種類ある

観覧料金は、令和6年(2024年)10月1日から次のようになっています。

施設区分個人30名以上の団体
彦根城(玄宮園を含む)一般1,000円800円
小・中学生300円240円
彦根城博物館一般700円560円
小・中学生350円280円
セット券(彦根城+博物館)一般1,500円1,200円
小・中学生550円440円
玄宮園単独券一般400円320円
小・中学生150円120円

団体割引は30名以上で、個人料金から一律20%引きです。最新の金額は彦根市の彦根城の観覧案内国宝 彦根城の観覧案内で確認できます。

決めること1: 博物館に入るか

数字を並べると、判断は単純です。

  • 彦根城(玄宮園を含む)1,000円 + 彦根城博物館 700円 = 1,700円
  • セット券 = 1,500円

博物館まで入るなら、セット券のほうが200円安くなります。小中学生は300円+350円=650円に対してセット券550円で、100円の差です。

玄宮園単独券400円は、庭園だけを見る人のための券です。天守まで登るなら、玄宮園はすでに1,000円の券に含まれています。

決めること2: その日に博物館が開いているか

セット券には条件があります。

「彦根城(玄宮園を含む)と博物館のセット券」は、彦根城博物館が臨時休館あるいは展示替などにより休室した場合は、販売しません。

彦根市 彦根城の観覧案内

博物館が休みの日は、セット券そのものが売られません

彦根城博物館は展示替えのために年に何度か休館します。令和8年度(2026年度)は、火曜から木曜にかけて月に1〜4日ほど設定されており(12月はこれに年末休館が加わります)、日付は年度ごとに変わります。

博物館の開館時間は午前8時30分から午後5時までで、入館は午後4時30分まで。彦根城と同じです。訪問日に博物館へ入る予定があるなら、彦根城博物館の公式サイトの休館日カレンダーを先に見ておくことになります。

悩む庶民

セット券を買うか、当日その場で決めてもいい?

券売所で決められるよ。ただ博物館が休みの日はセット券自体が無いから、博物館まで入るつもりなら休館日だけは先に見ておいたほうがいいね。

観覧料が免除される人

彦根市は、観覧料が免除される条件を公開しています。

  • 彦根市内に住んでいて、マイナンバーカードを持っている人
  • 彦根市内に住んでいる65歳以上の人(年齢を証明できる書面を提示)
  • 障害者手帳を持っている人と介護者1名
  • 彦根市内の小・中学生
  • 彦根市内の高等学校、大学(院)、特別支援学校に通う生徒・学生
  • 教職員が引率する学校行事(滋賀県内の小・中学校、高等学校。事前申請が必要)
  • ひこにゃんファンクラブのプレミアム会員、プレミアムplus会員

いずれも入場時に証明するものを提示します。


4. 入場口は3か所あり、混雑時は選び方が変わる

券売所は、表門・大手門・黒門の3か所です。JR彦根駅から近いのは表門券売所で、公式が案内しています。表門券売所では、彦根城の公式御城印も販売しています(2026年4月1日に開国記念館から移りました)。

混雑する日には、この選び方が変わります。

GW期間中は早朝より天守内部観覧に長い待ち時間を要する予想です。待ち列が天守前広場より延びる際は、その最後尾が表門、大手門方面になりますので、黒門券売所ではなく表門、大手門券売所よりご入城ください。待ち列に並んでいる間は強い日射を浴び続けますので、十分な水分をご持参ください。

国宝 彦根城 お知らせ(2026年4月27日)

混雑時は黒門ではなく、表門か大手門から入るよう公式が案内しています。待ち列の最後尾が表門と大手門の方向へ伸びるため、黒門から入ると列に加わるまでに余計に歩くことになります。

この告知からもう1つ分かるのは、待ち列に日陰がないことです。公式が水分の持参を求めているのは、そのためです。

悩む庶民

待ち時間って、事前に分かるの?

日ごとの混雑予測カレンダーは公開されていないよ。分かるのは、混雑が見込まれる時期に公式がお知らせを出すことと、あとで書く月別の入場者数だね。


天守までの140段と、天守の中の62度

ここからは、決めたあとの備えの話です。

石段は約140段、高低差は50メートル

公式は、石段について具体的な数字を出しています。

体力に自信のない方はゆっくり登ってください。天守までは高低差50m。段数で約140段あります。また敵兵が攻めてきたときに一気に駆け上がれないように、微妙に不規則な階段です。若い方でも日ごろ運動不足の方には少し応えるようです。

国宝 彦根城 よくあるご質問

高低差50メートル、約140段です。段の高さが揃っていないのは、敵が一気に駆け上がれないようにするためで、城として造られた結果がそのまま残っています。

助けになる備えが1つあります。各券売所で杖を無料で貸し出しています

天守の中の階段は62度ある

彦根城の公式サイトは、天守内の階段の傾斜を数値で公開しています。

区間傾斜
1層 → 2層62度
2層 → 3層60度

最も急なところで62度です。彦根市も「手摺があるものの上下階の移動に非常に急で狭い階段を使用していただく」と説明しています。

現存する天守は、どれも階段が急です。城なびで扱った犬山城の場合、城内で最も急な階段は50度でした。比べてみたい方はこちらをご覧ください。

借りた杖は、天守の中では使えない

彦根城で最も見落とされやすいのが、この組み合わせです。

落下防止のため杖や傘の持込ができません。折り畳みの杖や傘は持込していただけますが、折り畳み杖は階段ではご利用いただけません。

国宝 彦根城 禁止及び注意事項

杖と傘は天守に持ち込めません。折り畳みのものは持ち込めますが、折り畳み杖は階段では使えません

券売所で杖を借りて140段を登っても、天守の入口で杖を手放すことになります。そこから先の62度の階段は、手すりだけで上ります。

悩む庶民

杖を貸してくれるのに、天守では使えないの?

そうなんだ。上から落ちると危ないからだね。杖が効くのは天守にたどり着くまでの140段で、天守の中は別の備えがいる。手すりを使えるように、片手を空けておくことになるよ。

靴を脱ぐのは3か所

彦根城は土足厳禁で、脱ぐ場所が1か所ではありません。公式によると、靴棚があるのは天守・天秤櫓・西の丸三重櫓の3か所です。櫓も回るなら、そのたびに脱ぎ履きします。

西の丸三重櫓の内部
西の丸三重櫓の内部。ここでも靴を脱いで上がります

配られるのは靴棚で、袋の配布ではありません。取り違いが心配な場合は靴袋を持参するよう、公式が案内しています。

ここから、服装と持ち物の条件が決まります。

  • 脱ぎ履きしやすい靴にする。3か所で脱ぐ前提だと、編み上げの靴は手間がかかる
  • 靴下のまま62度の階段を上るので、滑りやすい靴下は避ける
  • 靴袋を1枚持っていくと、靴棚に置かずに済む

飲み物は持って入る

2026年6月1日、公式は熱中症についてこう告知しました。

彦根城の広い敷地内には、飲料の販売設備がほとんどありません。あらかじめご持参いただきますよう皆さんのご協力をお願いいたします。

国宝 彦根城 お知らせ(2026年6月1日)

城内には飲料の販売設備がほとんどありません。中堀の内側だけで50万平方メートルある敷地で140段を登ることを考えると、これは知らずに入ると響きます。

お城巡りの装備は、こちらの記事でまとめています。

なお、城内とその周辺は火気厳禁です。公式は、喫煙所以外でタバコを吸うことをマナー違反としています。石垣に登ることとドローンの飛行も禁止されています。


混む日を外す

彦根市は、彦根城の月別入場者数を公開しています。混みやすい月は、この数字ではっきり分かれています

令和7年度(2025年4月〜2026年3月)の実績です。

入場者数
4月83,919人
5月67,083人
6月37,918人
7月35,459人
8月61,780人
9月48,874人
10月65,060人
11月83,057人
12月47,687人
1月30,420人
2月35,020人
3月72,081人
年度合計668,358人

山は4月と11月の2つで、どちらも8万人を超えます。最も少ないのは1月の30,420人で、4月と11月はどちらもその2.7倍を超えます

桜の4月と紅葉の11月に集中し、そのあいだの6月・7月と、冬の1月・2月が谷になります。

令和8年度(2026年度)も傾向は変わっていません。

令和7年度令和8年度
4月83,919人82,505人
5月67,083人86,634人
6月37,918人41,739人
7月35,459人45,371人

2026年は5月が86,634人で、前年の同じ月を上回りました。6月と7月も前年より増えています。

悩む庶民

空いている時期に行きたいなら?

6月・7月と、1月・2月だね。ただし夏は140段の石段が応えるし、城内に飲み物が売っていない。冬なら寒さの備えだけで済むよ。

入場者数は彦根市の公開資料で更新されています。


ひこにゃんは、時間によって券の要否が変わる

彦根城に行くなら、ひこにゃんの登場時間で予定が変わります。公式が案内している通常のスケジュールは次のとおりです。

天気時間場所入場券
良いとき13:30〜14:00彦根城天守前必要
良いとき15:00〜15:30彦根城博物館(冠木門)不要
悪いとき13:30〜14:00彦根城博物館(冠木門)不要
悪いとき15:00〜15:30彦根城博物館(冠木門)不要

土曜・日曜・祝日は、11:00〜11:30に四番町スクエアにも登場します。

ここで効くのが場所の違いです。天守前は有料エリアなので、13:30に会うならその時間に山の上にいることになります。一方、彦根城博物館の冠木門は無料区域だと公式が明記しています。15:00の回だけなら、入場券がなくても会えます。

夏のあいだは場所と時間が変わる

暑さへの対応として、公式は登場時間と場所の変更を告知しています。

登場時間は月によって扱いが違います。

  • 5月・6月・9月 … 登場時間の10分前の暑さ指数(WBGT)で判断し、「警戒」なら20分以内、「厳重警戒」または「危険」なら10分以内に短縮
  • 7月・8月 … 天候や暑さ指数にかかわらず、一律10分間

場所の変更には期間が示されています。2026年7月13日から9月30日までは、13:30の登場場所が天守前ではなく天秤櫓です。天秤櫓も有料エリアの中にありますが、天守より手前にあります。

暴風や暴雨を伴う警報、特別警報が発令された場合は、登場が取りやめになることがあります。ひこにゃんが他のイベントに出陣する日でも、彦根城周辺には毎日登場します。

登場場所は当日の状況で変わります。ひこにゃんの出陣スケジュールで当日の場所を確認してから向かうことになります。


アクセスと駐車場

電車で行く

彦根観光ガイドは、JR彦根駅から彦根城まで徒歩約15分と案内しています。

出発地経路と所要時間
京都JR東海道線の新快速で約46分
大阪JR東海道線の新快速で約80分
米原JR東海道線(京都方面下り)で約5分
名古屋新幹線で米原まで約30分(+米原から約5分)
東京新幹線で米原まで約2時間10分(+米原から約5分)
新大阪新幹線で米原まで約40分(+米原から約5分)

新幹線は彦根駅に停まりません。米原駅で在来線に乗り換えます

車で行くなら、駐車場は2種類ある

彦根城の周辺には駐車場が6か所あります。

駐車場収容台数営業時間料金
二の丸駐車場普通40台8:30〜17:00乗用車 1日1,000円/二輪 1日300円
桜場駐車場普通70台8:30〜17:00乗用車 1日1,000円/二輪 1日300円
大手前駐車場普通25台8:30〜17:00乗用車 1日1,000円
京橋口駐車場普通160台/大型10台普通は24時間/大型は8:30〜17:001時間まで400円、1時間超4時間以内は30分ごとに100円加算、4時間超24時間以内は1,000円/大型2,000円/二輪 1日300円
いろは松駐車場大型20台8:30〜17:00観光・マイクロバス 2,000円
本町駐車場大型6台8:30〜17:00観光・マイクロバス 2,000円(予約制)

いずれも年中無休です。ここから読み取れることが2つあります。

1つ目は営業時間です。城のすぐそばにある3つの駐車場は8:30〜17:00で、城の開場時間と同じです。夜まで城下町にいるつもりなら、24時間営業の京橋口駐車場を選ぶことになります。

2つ目は料金の形です。時間制なのは京橋口だけで、1時間までなら400円。天守だけを見て帰るなら、1日1,000円の駐車場より安く済みます。ただし4時間を超えると1,000円になるため、玄宮園と博物館まで回るなら差はなくなります。

京橋口駐車場は普通車160台で、彦根城周辺で最も収容台数が多い駐車場でもあります。夢京橋キャッスルロード側にあります。

悩む庶民

どの駐車場を選べばいいんだろう。

天守だけなら京橋口。1時間400円で済む可能性があるのはここだけだよ。1日いるつもりなら、城に近い二の丸か桜場か大手前でいい。どれも1日1,000円で同じだからね。

料金と台数は彦根観光ガイドの観光駐車場のご案内で確認できます。


車椅子とペットの扱い

車椅子では天守に登れない

彦根城は標高約130メートルの山に築かれた平山城で、主だった現存建造物は山の上部に集中しています。エレベーターもスロープも設置されていません

彦根市と国宝彦根城の公式サイトは、どちらも同じ説明を載せています。

そのため、残念ですが、車椅子をご利用の方が単独で国宝・天守などを山を登って見学することはできません(熟練の介助者2人から3人で介助される場合、入場口から山頂部の国宝・天守付近まで見学していただくことも可能ですが、その場合、坂や階段の登り降りの際が非常に危険であるため、細心の注意を払っていただく必要があります)。

国宝 彦根城 観覧案内

天守付近まで行けたとしても、天守の中は別です。公式は、天守の中は介助者がいても見学できないと明記しています。手すりはあるものの、上下階の移動に急で狭い階段を使うためです。

一方、車椅子で回れる場所も公式が挙げています。よくある質問(原文の表記は「車いす」)によると、堀の周辺、彦根城博物館、開国記念館、屋形船が該当します。玄宮園も入れますが、石畳の道と砂利道があると案内されています。

悩む庶民

天守に登れないなら、行っても仕方ない?

そんなことはないよ。彦根城は中堀の内側だけで50万平方メートルあって、堀端と庭園と博物館だけでも見るものは残っている。しかも開国記念館は無料だからね。

ペットは建物の外まで

彦根城内へのペットの入場は、建物の中を除いて可能です。天守や各櫓の中には入れませんが、それ以外の城内はリードでの歩行に限り入れます。介助犬はペットとして扱われないため、建物内にも同伴できます。


彦根城の基本データ

彦根城は、慶長9年(1604)に工事が始まり、約20年をかけて完成した城です。城下町を含めた完成は1622年で、築いたのは井伊直継と井伊直孝でした。

項目数値
天守の高さ20.5m(石垣5mを含む)
天守の国宝指定昭和27年(1952)3月29日
城内の広さ(中堀の内側)500,000㎡(約15万坪。甲子園球場の約13倍)
各門から本丸までの石段約140段(高低差約50m)
天守内の階段の傾斜62度(1層〜2層)/60度(2層〜3層)

彦根城は彦根山(金亀山)に築かれた平山城で、彦根市の説明では標高約130メートルの山を利用しています。中堀より内側は石垣による城郭の構造が良好に残っており、昭和31年に国の特別史跡へ指定されました。日本の世界遺産暫定一覧表にも記載されています。

彦根城の天守は国宝です。どの城の天守が国宝なのかは、別の記事にまとめています。

現存12天守の一覧と、それぞれがいつ建てられたのかはこちらで扱っています。


よくある質問

彦根城の所要時間はどのくらいですか

公式のよくある質問では最短で約一時間弱とされています。内訳は、表門入口から天守まで徒歩10分、天守の中が約15〜20分、天守から表門まで約10分です。ただしこれは天守を往復する時間で、同じ券で入れる櫓3つと玄宮園、天守入口で待つ時間は含まれていません。玄宮園と彦根城博物館の所要時間は、公式が示していません。

彦根城は何時までに入場すればよいですか

開場は8:30から17:00で、最終入場は16:30です(開国記念館のみ16:45)。ただし天守・天秤櫓・太鼓門櫓・西の丸三重櫓・馬屋の建物内は16:45に閉門します。最終入場に間に合っても、建物の中で使える時間は限られます。

彦根城の階段はどのくらい急ですか

天守内の階段は1層から2層が62度、2層から3層が60度と公式が公開しています。天守にたどり着くまでの石段は約140段で、高低差は約50メートル。公式は「敵兵が攻めてきたときに一気に駆け上がれないように、微妙に不規則な階段」と説明しています。

彦根城で杖は借りられますか

各券売所で無料で貸し出しています。ただし天守には杖と傘を持ち込めません。折り畳みの杖は持ち込めますが、階段では使えないと公式が明記しています。

彦根城の入場料はいくらですか

彦根城(玄宮園を含む)が一般1,000円、小中学生300円です。彦根城博物館は別料金で一般700円、小中学生350円。両方に入るならセット券1,500円(小中学生550円)のほうが200円安くなります。この料金は令和6年(2024年)10月1日からのものです。

セット券はいつでも買えますか

彦根城博物館が臨時休館または展示替えで休室する日は販売されません。博物館は年に何度か展示替えのために休館し、日程は年度ごとに変わります。

彦根城の入場口はどこですか

表門券売所、大手門券売所、黒門券売所の3か所です。JR彦根駅から近いのは表門券売所です。混雑時は待ち列の最後尾が表門と大手門の方向へ伸びるため、公式は黒門ではなく表門か大手門から入るよう案内しています。

彦根城が混むのはいつですか

彦根市が公開している月別入場者数では、令和7年度は4月(83,919人)と11月(83,057人)が最も多く、最少は1月(30,420人)でした。桜と紅葉の時期に山が2つできます。

ひこにゃんには何時に会えますか

通常は13:30から彦根城天守前、15:00から彦根城博物館の冠木門です(天気が悪い日は両方とも冠木門)。冠木門は無料区域なので、15:00の回は入場券がなくても会えます。2026年7月13日から9月30日までは、13:30の登場場所が天秤櫓に変更されています。7月と8月の登場時間は一律10分間です。

彦根城に飲み物の自動販売機はありますか

公式は「彦根城の広い敷地内には、飲料の販売設備がほとんどありません」として、持参を求めています。

お城巡りに持っていくべき本の紹介

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お城中上級者向け:城の攻め方・つくり方

こちらは、ある程度お城をめぐって、天守の美しさだけではなく、内部構造や城郭、土塁、石垣、門、櫓などお城を成している構造物に着目している方向けです!

より深くお城に対しての知的好奇心がわく内容になっており、これを見ながら巡ると、着眼点が「お城っていいな~」から「このお城を攻めるには/守るにはどうすればいい!?」と変わってきます!おすすめです!

まとめ

彦根城で決めることを、順番に並べ直します。

  • 1. どこまで入るか櫓3つと玄宮園は天守と同じ券。天守だけ見て帰ると4か所ぶんを使い残す
  • 2. 何時に入るか — 閉場は17:00でも、建物が閉まるのは16:45。最終入場16:30との差は15分
  • 3. どの券を買うか — 博物館まで入るならセット券1,500円で200円安い。ただし博物館の休館日には売られない
  • 4. どこから入るか — 券売所は3か所。駅から近いのは表門。混雑時は黒門を避ける

備えとして効くのは次の4つです。

  • 石段は約140段、高低差50m — 券売所で杖を無料で借りられる
  • 天守内の階段は62度 — ただしその杖は天守に持ち込めない
  • 靴を脱ぐのは3か所 — 天守・天秤櫓・西の丸三重櫓
  • 城内に飲料の販売設備がほとんどない — 持って入る

そして行く日は、月別の入場者数が教えてくれます。4月と11月は1月の2.7倍を超え、谷は6月・7月と1月・2月です。

彦根城で時間を左右するのは、天守の中で過ごす15〜20分ではありません。どこまでを1日に入れるかと、16:45の閉門に間に合うかです。

現存12天守がどこにあるかは、一覧にまとめています。

料金、営業時間、ひこにゃんの登場場所は更新されます。訪問の前に国宝 彦根城の公式サイトで最新の案内を確認してください。

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